おフランスあそばせ☆


急遽学生の頃アルバイトしていた高級和食料理店にヘルプとしてかりだされた。

月曜だったので予約のお客さんもなく(大概前日までに予約が入っていなければ当日お客なし、というような店です。あしからず。)、思い切り掃除や雑用する気満々で「力仕事でも何でもしまっせ!!」と雄雄しくいきまいていた。

そして雑用しだしてものの10分位たった頃、玄関の開く音が。
女将さんが応対にでる。


・・・そこまでは良かった。


女将さん、いきなり英語を喋りだす。


やってきました。
外国人のみ4人組。
日本語不可。
当日飛び込みの日本人でさえも少ないのに外国人ですか。


いやー参った。

とかなんとかいいつつ、京都の地酒をすすめたり何やかんやちゃんと対応した私偉い。

どうやら言葉の響きからするとフランス人だったらしく、とても聞き取りやすい英語だったので割とスムーズにコミュニケーションが取れた。

久しぶりの接客でマナーに自信がなかったので、コミュニケーションの取れ(ているつもり)る外国人なら、やたらと上座下座などに気を使う日本人を接客するよりもずっと気が楽だった。



そしてこの外国人、食べ物に対するリアクションが面白い!!

ずいきは○、ご飯○、しかしお茶漬け×、古漬け×(思いっきり匂いをかぎながらカマンベールとかのチーズの匂いと比べていた。多分。)、日本酒○(合計5合お召し上がり。)、赤紫蘇シャーベット○、しかしシャーベットにのっていたごく普通の味のゼリー×。
である。

ずいきや赤紫蘇シャーベットを完食したのが意外。



↑紫蘇シャーベットちょっともらっちゃいました!


そしてもう一つ意外だったのが、タバコ。
西洋人=アンチスモーカー
というイメージだったが見事に覆された。

灰皿を置くだけでも嫌がられるかと思い、わざわざタバコを吸うかどうか尋ねたところ、4人声を揃えて
「YES!!」ときた。


中庭が見える部屋だったので、窓を開け放していたにもかかわらず、食事を運ぶたびに、タバコの煙で部屋が白くくすんでいる。


いやいや、吸いすぎですから!!
日本食、味分からなくなりますから!!


とまあ、てんやわんやだったのだけれども、結構楽しかったかな。


前回ここにヘルプに来たときには近所で死者が出るくらいの大火事が起きたし、今回は外国人が飛び込みできたし(異例中の異例)、次行ったら何がおきるんだろう。


いいハプニングだったらいいなー☆