友と遊ぶ日


13日。
お盆真っ盛りの今日、とうとうセイコちゃんとフルートデュエットをする日がやってきた。


うきうき気分で待ち合わせ場所へ。
私の車はファミレスの駐車場にほったらかし、セイコちゃんの車に乗り込む。


久しぶりに顔を合わせるセイコちゃんは出会ったころから、髪型も化粧っ毛も彼女が出している独特のオーラも全然変わらない。

久しぶりに会うのに久しぶりに会った気がしない、そんな友達だ。


ところが今回、彼女にちょっと異変(?)が。

なんと、先日紹介したホワイトバンドを腕に付けていたのだ。
何でも朝の目覚ましテレビだか何だかのニュース番組で取り上げられていたらしい。
店頭に買いに行ったが、売っていなかったのでネット通販で買ったとのこと。


いやー、私が店頭に買いに行ったときは山積みになっていたけれど、やっぱりはやっているところでは流行っているのだなー、としみじみ思ってしまった。



雑誌でチェックしておいたお店でランチを済ませ、いざ某公園へ。
いそいそと楽器を取り出し・・・、

・・・


ひー。

黒っ。


まあ、楽器を取り出すのは約6年ぶり?位ですから、クロス(掃除道具。クイックルワイパーみたいなもの。)でちょっとやそっと磨いたくらいでは酸化して(私のフルートは純度の高い(←見栄)銀製です。)黒ずんだ汚れは落ちません。


そりゃそうです。


・・・組み立てる。

・・・


うわ。


胴部と足部、思いっきり力入れないとはまらないんですけど。
(フルートは頭部・胴部・足部からなる横笛です。)

まあ、暑さで今だけ膨張しているっていうことで。


ちなみに、セイコちゃんのフルートはとてもきれいでした。


・・・扱い雑でごめんなさい。



↑実物。手前が私のフルート


とにかく、気を取り直して吹いてみる。

いやー、我ながら高音汚い。

昔っから低音は割ときれいに出せたんだけれど、高音になると汚い汚い。

デュエットも自分のパートを演奏しきるのに精一杯で、音が重なり合って美しいハーモニーを・・・などと楽しむ余裕は皆無。


途中から近くからホルンの音が聞こえてくる。
(ホルンは管が丸く円を描く金管楽器です。)

練習している曲目からして、近所のT大学のオーケストラ部か楽団の人でしょう。

そのやわらかくて澄んだ音色にしばし聞き惚れ、自分たちの騒音からリフレッシュする。




徐々に自分たちの音に聞き飽き、夕飯を食べにまたまたチェックしておいたお店へ向かったのでした。


一日を終えて、フルートデュエット、イマイチ盛り上がらず。


たぶん、一曲としてまともに吹けなかったからでしょう。

というより、吹けたのか吹けてないのか、いっぱいいっぱい過ぎて分からず仕舞いだった、といった方が正しいかも。