『群像』 2005年9月号
ただいま帰りました。
京都から東京まで2時間半、さらに2時間半かけて帰ってまいりました。
帰るたびに思うけど、本当に遠い。
しかも、自分のデカイノート型PCをがんばって持って帰ってきたのに、実家にデスクトップのとても素敵なデカイPCが新規導入されてたんですけど。
私の苦労を返せーーーーー!!!(泣)
持って帰ってこなくてもよかったじゃーん!!(泣)
PCのためにどれだけ重かったか!!どれだけ荷物に気を使ったか…(泣)
まあいいけど。
(いいんかい!)
とにかく、時間がかかるのは分かっていたので、京都駅前にあるプラッツに入っている本屋で9月号の『群像』を購入した。
こういう文芸雑誌は、普段読まないような話が短編小説として入っていたりして、未知の作家さんや新ジャンルに手軽に挑戦できるのでたまに購入する。
冒頭の小説が読みきりだった上に、群像新人賞第一作だったので読んでみた。
望月あんね『愛の島』である。
孤児院で育った私は、愛を知らずに育った。
そんな私が愛ある環境に恵まれだし・・・。
という話。
かなり簡潔にまとめちゃってるけれど、あんまりネタバラシをしても芋ズル式に全部説明してしまいそうなので、この辺で。
話のつくりそのものはかなりよくできているし、一気に読めたので面白かったと思う。
が、主人公の私生活がぶっ飛んでいるので、自分と重ねながら・・・という読み方はできない。
−−−−雷により一時停電(PC壊したかと思った…泣)−−−−−−−
気を取り直して。
とにかく、主人公がぶっ飛んでいるような話は私はそんなに好きではないのだけれど、妙にあとに残るものがあって、”好きじゃないけど面白い”という矛盾した複雑な感覚に包まれている。
あらすじも感想もうまく説明できていなくて申し訳ない。
この話は一度読んでみてほしいし、感想を聞かせてほしいと思う。
自分で読んだ本はあまり薦めないことにしているが、この話は多くの人が面白いと思ってくれそうな気がする。
実家に着き、夕飯を食べる。
やっぱりウマイ!
お酒も飲まず、ご飯3杯をペロッとたいらげ、酒飲みの両親から批判をかう。
「あなた本当に面白くないわねー。」
と。