空港へ。


4組に1組。
2分に1組。


これは離婚する夫婦の数を分かりやすく数値化したものだそうだ。

それにしてもずいぶん多い。

小学生くらいの子供の中には、両親が離婚した子同士で親近感が沸き、一つのグループが出来上がる、なんてこともあるそうだ。

自分の結婚生活はどんなものなのか、ふと考えてしまった。


考えだしたキッカケは何ということもない。

私の両親が世間一般で取り沙汰されるような"結婚制度の危機"みたいな状況と全く対極な状況にあることを改めて目にしたからだ。



今日は妹がアメリカへホームステイに旅立つ日ということで、家族総出で成田まで見送りに行ってきた。



↑展望室?からみえた飛行機。


一旦妹の住む家まで行き、それから成田に向かい、帰ってくるというとてもシンプルな一日。

しかし、朝8時45分ごろに家を出、帰ってきたら夜の10時だった。

電車に乗ること約8時間。

男の人並にしかケツ肉のない私からすれば、それはただのバツゲーム。

初めの3時間は座り続けたが、徐々に座っていられなくなり、しばし立ち続ける。



そして電車内では常に妻(=母)の隣を陣取る夫(=父)。

「たまに帰ってきた娘の隣に、お世辞でもいいから座ろうとしろよ。」

と願ってもないのに思ってしまう娘。

そんなこんなで、ところどころで"夫婦(=親)から取り残される子供(=姉妹)"という図式が出来上がる。

まさに、「あら、デートの邪魔してごめんなさいね!」

といった感じである。


将来、自分は子供より奥さんを優先するような旦那に巡りあえるんだろうか。

それとも流行り(…?)に乗って離婚の危機でも迎えるんだろうか。


未だ見ぬ旦那に、思いを馳せつつ見送りの一日は終了した。


妹からは無事に着いたと連絡があった。

一安心、一安心。