包丁が舞う日
うちの包丁は、手から飛び出して中を舞うことがたまにあります。
料理をする5回に1回は本当に中を舞うので、ヒラリと刃をよけることなんぞ朝飯前なほどです。
(だてに"あわわあわわ記"著者ではナイ)
まあ、私の使い方がおかしいだけなんですが、夕べも舞ってました。
妹と電話をしながらハンバーグ(豆腐入り)を作るために、玉葱みじん切りにしていた時のことです。
さすがに電話に気を取られていたのか、思わず手で受け止めようと右手を差し出してしまったのが運のツキ。
包丁の刃は右手薬指第一関節をスパッと切断!!
・・・とまではいかないものの、1、2滴血がしたたる位にボンヤリ切れてしまいました。
しかし、切ってしまったその瞬間は焦るもの。
焦りすぎて、逆に"いや、冷静にこれは痛いのか!?"などというとても客観的なことを考えていたことを覚えている。
結果は「痛い。」(←当たり前)
薬箱からキズバンを探すも、焦りすぎて手元が乱暴になり、下に落ちたのにも気付かず必死にあさり続けた。
電話口では、手を切ったことを知った妹が、
「あ〜、大丈夫〜?」
と、私のキズには大して興味なさげにあっさり受け流し、全く違う話題へさっさと移ってしまった。
たった一人の兄弟姉妹である妹よ・・・もっと心配してくれ・・・・
とりあえずキズバンを貼り、ハンバーグ(豆腐入り)作りを再開。
が、キズバン張った手でハンバーグ(豆腐入り)をこねる気にならず、完全にやる気喪失。
左手でこねるも、空気抜きで右手を使うのが嫌で結局グチャグチャになった。
あんなマズイもの食べたの久しぶり。
まず過ぎて腹が立ったのも久しぶり。
あれだけ騒いだ右手は、もうどこにキズがあったのかもよく分からないくらい回復していた。
これじゃー、話のネタにもならないツマランあわわあわわな出来事でしたとさ。