ツチケンモモコラーゲン

ツチケンモモコラーゲン (集英社文庫)

ツチケンモモコラーゲン (集英社文庫)



活字を読んで、腹を抱えて笑ったのはこの本が初めてだと思う。


東大卒の哲学者、現御茶ノ水女子大の教授である土屋賢二さんと、いわずと知れた有名人、まるちゃんことさくらももこさんが繰り広げる爆笑エッセイ『ツチケンモモコラーゲン』。


さくらさんは、漫画『ちびまるこちゃん』でおなじみなので、どんなキャラクターなのかは想像がつきますね〜。



では、土屋先生はどんな人なのか。


肩書きだけ見たらものすごく硬そうなイメージが湧きますが、この先生のキャラクター最高です。


文章中から受ける見た目のイメージは、”ひょろひょろ”。


この一言に尽きる。



それから性格のイメージは”悲観的、自虐的だけどユーモアがある”ですかね。


つまり”マイナスに考えていても自虐的なネタで笑わせてくれる、とてもユーモアのある人”という感じ。



■まるちゃんと土屋先生との会話パターン


まるちゃん:「私は〜です。」(自分はこう!という感じ。マイペース。)


土屋先生:「そうなんですか。私なんて〜なんです。」(ちょっと自虐的に)


まるちゃん:「それじゃあだめですよ。〜です。」(ここですかさず諭す)


土屋先生:「ああ、じゃあ〜ですね。」(仕舞いには言いくるめられる)


こんな感じ。



どっちが先生?


という疑問を持たずにはいられない。


あまりにも先生のキャラクターが気に入ったので、お茶の水大に入り、先生のゼミに入って講義を受け、就職活動の面接の時、面接官に「実は土屋先生のゼミで〜」という軽い自慢話をするところまで妄想をくり広げてました。


いいやん?どうせ入れないんだし。


ちょっと本当におもしろいから読んでみて!!