ニルバーナ
TUTAYAに愛すべき地元が舞台となった『下妻物語』のDVDを借りに行ったら、全部貸し出し中。
何だよ、それ。
他に見たいものもあったけど、人から借りれるものだったので取り合えずDVDは諦め、CDを何枚か借りてきた。
今回のチョイスはすごいよ。
今日は一つだけご紹介。
■ニルバーナ 『ネバーマインド』
- アーティスト: ニルヴァーナ,カート・コバーン
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2003/11/21
- メディア: CD
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"ふるッ!!"とか言われそうですが、一応、むかーしMDに録音して、MDでは持ってました。
しかし時代はアナログからデジタルへ移り変わり、MDとデジタルデータの互換性は微妙な関係になったため、泣く泣くまた借りてきました。
ハードメーカーに言いたい。
もっと考えて作ってくれよ!!
そんなことはどうでもいいとして、何で今更ニルバーナかって言うと、前号の『群像』の特集に"ロックと文学"っていう特集があって、そこに出てきたから。
著者は角田光子さん。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/12/07
- メディア: 雑誌
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シングルマザーとして、お腹が大きい頃、小さな離島にある実家に戻った時の話。
湊まで迎えに来たお父さんが"最近、お母さんの様子が変なんだ・・・"
言葉少なに話す父。
家に戻ってみると、母はいつもと変わらない様子に見えたが、家事の一切を放棄していた。
近所のオバチャンによると、どうやら何もかもが嫌になり、離婚したいと言い出したらしい。
一先ず離婚するのは色々と問題があるので、自分の好きなことをするように薦めたオバチャン。
すると、母は、著者が高校生の頃聞いていたニルバーナをスピーカーでこれでもかというほどの爆音で鳴らしながら和裁をしている。
ヘッドホンで音楽をかけ、外界と自分の世界を隔絶する若者よろしく、母も自分と外の世界を音楽で区切っていた。
もちろん、音楽の良し悪しなんて関係なくて、たまたま家にあったから。
何で50歳にもなってニルバーナ?
と思わずにはいられない著者。
と、こんな話だったと思う。
何だか、色んな考えや思いがグルグルグルグル渦巻いていて、私もその渦にちょっと巻き込まれたくなった、という訳。
ニルバーナ=涅槃
涅槃とは、サンスクリットの仏教用語で"煩悩(ぼんのう)の火を吹き消した状態=悟り"のことらしい。
次は五木寛之(←この人敬虔な仏教徒らしい)の本でも読もうかな?
・・・多分読まないな・・・