Book of The Year 文学編


今月のの特集がこのタイトルだったので、真似してみた。


ダ・ヴィンチ 2006年 01月号

ダ・ヴィンチ 2006年 01月号


と、言うわけで、今年のおもろかった本ベスト3!!


1・文学編

今年は割と軽めのエッセイやら小説やら読んでたので何とも甲乙つけがたいんだけど、敢えて順位を付けるなら…


☆1位:村上春樹河合隼雄に会いに行く


村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

春樹殿いわく、”自分で書いた小説を自分が一番説明、解説できる、そういった解説や説明が正しい”という考え方はちょっと違うんだそうだ。


芸術は本人の能力を超えたところにあるから芸術なんだそうです。


なんだか納得。


☆2位:『古都』 川端康成


古都 (新潮文庫)

古都 (新潮文庫)


生き別れになった姉妹が全く別の人生を歩んでいたのに、偶然に出会う話。


じんわりくるいい話です。


☆3位:『金閣寺』論  平野啓一郎


群像12月号に載っていた三島由紀夫の”金閣寺”に関する評論。


高校生の頃に読んで、何で金閣寺を燃やすのか全く理解できず、今でもよく分かってなかったんだけど、この評論を読んで、何か分かったような。


長年の謎が解けた評論。


というわけで、明日は漫画編。