『美女に幸あり』林真理子


冷房で冷えてしまって足のつま先が紫に変色している今日この頃。

皆さんはいかがおすごしですか?

どうも、「魔性の女」ならず「冷え性の女」Chihhyです。

こんにちは。


昨日思わず衝動買いしてしまった(本当に予定外の買い物でしたよ)林真理子著『美女に幸あり』を。

美女に幸あり

美女に幸あり

↑第5弾。雑誌で立ち読みしているのに毎度買ってしまうエッセイ集。


マガジンハウス『anan』に毎回掲載されている林さんのエッセイ『美女入門』の5冊目に当たる本です。

林さんの話は等身大なので、そこかしこで共感できる。

ちなみに冒頭の「魔性の女」ならず「冷え性の女」、という言葉はこの本からいただいています。

うまいこと言うよね!!


先日友達と電話で「彼氏が欲しいよ。」というようなことを喋っていた。

友は言う。

「あんた、都会に住んでいるんだから取り合えず誰かいるんじゃないの?」

と。

酷なことを言うもんだ。

取り合えずも何も、そもそも選択肢がない。

選択肢がなければ選びようもなく、ならば自ら表へ出て探すのが一番良い方法なのだろうが、あいにくのところそんな社交性も持ち合わせていない。


その電話の後にこの本を購入した。

そこに"美女の身の上"という話が載っていた。

林先生のご友人で遊ばせられる柴門フミ殿曰く、「すごい美女の周りには真空地帯ができる」んだそうだ。


あまりにも美人だと近寄ることができないのだが、そこに厚かましい男がズカズカと入り込んでくるんだそうだ。

だから美人は男を見る目がない、ということらしい。


確かに、すごい美人は男を見る目がない、というような話を良く聞く。

思い返してみても、すごくキレイな人が、何でこんな男と・・・というようなパターンは思い当たる。

人間、一つは欠落するものがある、っていうことですかね。


と、まあ、この話の流れ上、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このエッセイを読んで、"私に選択肢がないのは真空地帯ができているせいだ"という風に思うことにしました。

一重で肩幅が広く、いかり肩で"格闘技してましたか?"という外見、つまりすっごい美人でも、普通の美人でも明らかにないが、いいじゃないか。

たかだか真空地帯の一つや二つ。

思う分には無害ですから。