『美女に幸あり』林真理子
冷房で冷えてしまって足のつま先が紫に変色している今日この頃。
皆さんはいかがおすごしですか?
どうも、「魔性の女」ならず「冷え性の女」Chihhyです。
こんにちは。
昨日思わず衝動買いしてしまった(本当に予定外の買い物でしたよ)林真理子著『美女に幸あり』を。
- 作者: 林真理子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2005/03/17
- メディア: 単行本
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マガジンハウス『anan』に毎回掲載されている林さんのエッセイ『美女入門』の5冊目に当たる本です。
林さんの話は等身大なので、そこかしこで共感できる。
ちなみに冒頭の「魔性の女」ならず「冷え性の女」、という言葉はこの本からいただいています。
うまいこと言うよね!!
先日友達と電話で「彼氏が欲しいよ。」というようなことを喋っていた。
友は言う。
「あんた、都会に住んでいるんだから取り合えず誰かいるんじゃないの?」
と。
酷なことを言うもんだ。
取り合えずも何も、そもそも選択肢がない。
選択肢がなければ選びようもなく、ならば自ら表へ出て探すのが一番良い方法なのだろうが、あいにくのところそんな社交性も持ち合わせていない。
その電話の後にこの本を購入した。
そこに"美女の身の上"という話が載っていた。
林先生のご友人で遊ばせられる柴門フミ殿曰く、「すごい美女の周りには真空地帯ができる」んだそうだ。
あまりにも美人だと近寄ることができないのだが、そこに厚かましい男がズカズカと入り込んでくるんだそうだ。
だから美人は男を見る目がない、ということらしい。
確かに、すごい美人は男を見る目がない、というような話を良く聞く。
思い返してみても、すごくキレイな人が、何でこんな男と・・・というようなパターンは思い当たる。
人間、一つは欠落するものがある、っていうことですかね。
と、まあ、この話の流れ上、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このエッセイを読んで、"私に選択肢がないのは真空地帯ができているせいだ"という風に思うことにしました。
一重で肩幅が広く、いかり肩で"格闘技してましたか?"という外見、つまりすっごい美人でも、普通の美人でも明らかにないが、いいじゃないか。
たかだか真空地帯の一つや二つ。
思う分には無害ですから。